弊社の四柱推命がどんなものか、どんな考え方、理論で判断するのかを説明します。
基本的には、流派で言えば透派(とおるは)の理論になります。滴天髄(てきてんずい)、神峰通考(じんぽうつうこう)の書を基本理論とします。五行の強弱、十干の特性、干関係(順、悖)を用いて四柱推命判断します。ただし、解釈や細かい見方において、弊社独自の見方が多くあります。私が実践で見つけた考え方や定義を多く用いてます。
滴天髄と、神峰通考(十天干体象全編論)の内容を重んじています。
色々な四柱推命の原書がある中で、弊社では滴天髄(てきてんずい)と、神峰通考(じんぽうつうこう)の考え方を中心にして四柱推命判断を行っています。その他、中国、日本の色々な四柱推命の先生方の考え方も少しずつ取り入れています。
※窮通宝鑑(きゅうつうほうかん)、淵海子平(えんかいしへい)の理論は重視していません。
干関係(かんかんけい)は考慮します。
浮木(ふぼく)、汚玉(おぎょく)、己土濁壬(きどだくじん)、木火通明(もっかつうめい)、有火有炉(ゆうかゆうろ)、珠玉陶洗(しゅぎょくとうせん)などは用います。その他の干関係もほとんど考慮します(四字熟語は覚えていません)。干関係とはなにか?ですが、簡単に言えば、「人生において、苦労が多い感じか、苦労が少なさそうか」を判断する見方です。また私なりの考え方かもしれませんが、「思考の純粋性」も干関係で多少考えます。
干関係(かんかんけい)の注意点。不勉強な人が陥りやすい点。
「干関係が良い命式が良くて、干関係が良くない命式は悪い」という考え方は間違いです。天干の干関係を重視し過ぎるプロを昨今、見かけますが、いくら天干の並びが良かろうと、その良い干関係の天干が忌神だったら干関係の良さは出ません。干関係が良いなら、忌神の悪さも出ないということは一切ありません。
主観の少ない四柱推命判断を望むなら、「格局、喜神・忌神」の判断が1番的確で、客観性のある解釈が行えて精度が高いです。昨今、喜神・忌神をおざなりにして、天干の並びだけで、命式や人生の良しあしを判断するような四柱推命が少し広まっている感じもします(天干の並びを風景やイメージに例える)。そのような考え方が存在するのはわかりますが、弊社の四柱推命はそのような四柱推命を重視していません(天干の並びは当然見ますが、それが判断のメインではありません)。まずは格局と喜神・忌神を正確に出すことが先決です。その上で、何が良い、何が良くないをきちんと見極めた上で、天干の並びも踏まえて(順、悖の干関係)、アドバイスを行っています。
四柱推命(子平)が運命学として、評価が高いのは、「主観を排除した客観性のある結果」を出すことに長けているからです。
・格局(かっきょく)は考慮します。
従旺格(じゅうおうかく)、従児格(じゅうじかく)、従財格(じゅうざいかく)、従殺格(じゅうさつかく)、従強格(じゅうきょうかく)、一行得気格(いちぎょうとっきかく)、両神成象格(りょうしんせいしょうかく)、身弱の内格(みじゃくのないかく)、身強の内格(みきょうのないかく)、印多身弱(いんたみじゃく)、埋金(まいきん)、沈金(ちんきん)などを主に考慮します。
格局自体の優劣、良し悪しはありませんが・・
格局自体に良し悪しは無いのですが(どの格局が良くて、どの格局が良いは無い)、格局の成立状態は、個々人により様々です。忌神が天干に少しあるけど、従神が強いので従格になったとか、従神に強さは無いけど、他に忌神がまったくなかったから従格になったとか、何とかギリギリで従格になったなど、スムーズに従格になっていない命式はご苦労があるかもしれません。
例えばすごく良い身弱の内格(みじゃくのないかく)もあれば、すごく悪い身弱の内格(みじゃくのないかく)もあります。その個々人による違いこそ、「人によって運勢が違う」ということに繋がります。弊社の四柱推命では、格局判断は重要と認識しています(格局判断は絶対に間違わないようにと細心の注意を払ってます)。
・大運(たいうん)、年運(ねんうん)は考慮します。
大運は5年区切りで見てます。月運ですが詳しい見方は言えませんが考慮してます(純粋な透派の見方と少し違うと思います)。日運については必要性が強い場合は考慮するかもしれませんが、基本的には考慮していません(無意味だとは思いませんが)。なお、この大運と年運は100年を考慮します。その100年の良しあしの程度については、弊社オリジナル四柱推命ソフトウェア「不動心(ふどうしん)」を使って瞬時に判断してます。